皆さんこんにちは。
ブログを始めたので、手元にある過去の作品を少し紹介したいと思います。
いずれも、毎年の書展(現日会主催)に出品した、思い入れのある作品ばかりです。
皆さんに、「こんな作品を手がけているんだ」と思って頂ければ幸いだと感じます。
第47回(平成19年)の現日書展出品作品 「心目」です
第48回(平成20年)の現日書展出品作品 「雲上」です
(下から上に読みます)
第48回(平成20年)の現日書展出品作品 「雲上」です
(下から上に読みます)
それぞれの作品に、いろいろな思いが込められています。
これら作品の特徴(一部です)は、利用した紙に「再生紙」を使っているという点なのです。実は、第46回現日書展に出品した大作「森羅万象」を仕上げる際に、何度も作品を書いては駄目にした紙(=反古紙といいます)の一部を再利用しているのです。
大作(畳16枚分)の作品だったから、使った紙も半端な量ではありませんでした。だから、捨てるには忍びない紙たちをなんとか生き返させることが出来ないかとアレコレ考え、行き着いたのが「再利用」だったのです。
今風の表現を使うと、エコとでも言うべきでしょうか。ただ、こうして作品を仕上げてみると、真っ新な紙に書くのとは違った、趣のある作品になっているのではと、我なりにチョッピリ満足感があるのです。