今週は、小津ギャラリーで、1月5日に開催された書初め大会の作品発表展が開催されています(書き初め大会の風景はこちらのブログです)。

参加者70名のうち、書初め大会賞や審査員特別賞などの大きな?賞4つは正面に額入りで展示され、優秀賞が8つと一般入選の作品も、あいうえお順に整然と展示されています。
私の生徒さんも何人か入賞されましたが、なかでも、80代の生徒さんの作品が優秀賞に入られたのは、私のことのように嬉しかったです。
下記は、その生徒さんの作品です(クリックすると拡大します)


書き初め大会作品1 書き初め大会作品2

80歳の手習い、などど言われ、私のお教室に通っていただいていますが、雨の日も風の日も休むことなく、ご自分のペースでお稽古されています。2年で二段にまで昇級され、時には曾孫さんへのプレゼントと、「育」という優しい淡墨作品を仕上げられたり、「命短かし、恋せよ乙女・・・・」なんていう競書作品課題をサラサラっと書かれます。
粋な江戸弁?を話される、すらっとしてオシャレな素敵な女性です。
今回の書初め大会作品発表会初日には、娘さんと、お孫さんの奥様が見に来られました。
娘さんから見せていただいたカメラの画像には、
「お正月に集まったときのものです」
と、二部屋広げて、テーブルを斜めに置いて皆で座ったという貴重なものがありました。
4人のお子様に、8人のお孫さん、その連れ合いさんに曾孫さん、、、
私の大好きなお弟子さんには、こんなに素敵なご一家があったのだと、ちょっと羨ましく、ちょっと誇りに感じた書初め大会作品展初日でした。
明後日までで終わってしまうのですが、同じ課題(飛翔と日本橋)を書きながら、皆様様々な個性が表現されていて、書かれた皆様のお顔が浮かぶ、心温まる展覧会です。
お時間ありましたら、お運びください。
場所:日本橋小津ギャラリー
時間:10時から18時(最終日土曜日は4時まで)