オンライン講座『凌雲』2024年7月号 行書 (段・級)

次に行書です。段の方の行書から。
まずは、皆様にお詫びです。5文字目の、「苞」の文字の書き方を間違えたお手本をお渡ししてしまいました。今回は、凌雲の解説?「留意点」をしっかり読んだのですが、最後の文字の説明が良く分からず、「己は乙を書いて横角は間違い、、、」は「乙を先に書くのだな、、、そして横角は間違いだが後で付け加える、、、」という風に、勘違いをしておりました。その為、当初書いていたお手本は、「己」の文字を「乙に横角」で書いておりますので、そこはご自身で正しい書き方で書いて下さい。大変申し訳ございませんでした。
さて、改めまして、、、今月の課題は、画数が多く、また、筆使い形の取り方、5文字の配字が難しいかもしれません。特に1行目の偏と旁のある文字3つは左右のバランスや、空間の取り方、線の強弱など沢山の留意点がありますので、一つ一つ丁寧に書いていきましょう!そして、最後の「苞」は、書き順を間違えないように書いて下さい(笑笑)。

次に、級の方の行書です。
今月の課題は「夜空」、そろそろ山に登って、満点の星を見たい季節となりますね。
凌雲の「夜空」は、とても大胆な筆使いの作品となっています。特に、「夜」の点の後の横画は、力強く、スピーディーに書いてみて下さい。最初にしっかり墨を付けて書くと、「空」まで、一気に書けます。「空」は、穂先を使って、軽やかな線で書いていきましょう!